最近、東京メトロでは駅のホームに転落防止のホームドアの設置を
行っています。
前々から見るたびに気になっているのが、この副都心線※、有楽町
線のホームドアが左右非対象なのです。
車両ドアに比べて開閉部分が広く、かつ左右真ん中でないのです。
車両が到着して、このホームドアの前に停まりますが、車両のドア
の左右の中心とホームドアの中心がずれているのと、車両ドアの
大きさ以上に大きいホームドアというのが、私には少々気にくわな
いのです。
日本人なら、ぴたっと中心に、しかも車両のドアと合せろよなどと
つぶやいています。
どのホームドアもそうなのかと思って、調べてみるとどうも両サイド
がこのような形状になっているようです。
東京メトロのホームページより
そこでネットで調べて見たところ、その答えがありました。
メトロ7000系、10000系、西武車両、東武車両でドアピッチが
微妙に違いこれら全てに対応するためなのだそうです。
東京メトロ7000系
東京メトロ10000系
その上、ホームドアに乗務員用の乗降扉を設置するとホームドア
の可動部分を格納するスペースが無くなってしまいます。
そこで、ホームドアの乗務員用扉を設置してある箇所では、扉の
ある側を短く、無い側を長くしています。
また、そのほかの箇所でも、可動部分の長さが長いので、格納時
は隣同士のドアが重なるようにして格納されるようになっています。
なるほど、たくさんの異なるタイプの車両をカバーするにはこう
するしかないんですね。
渋谷駅を結ぶ路線。