金峰山トレッキング報告(前編)

昨日、金峰山へのトレッキングに出掛けてまいりました。写真が多い

ので、ご覧いただくみなさまの環境を考慮して、前編、後編と2回に

分けてお話ししたいと思います。

今回、私たちのグループが登った金峰山という山は、甲府盆地の北に

そびえ、奥秩父山地の盟主といわれた山です。

秩父山地は、東京都の雲取山から長野県の飯盛山までを主脈

にする標高2000mクラスの山が連なる山地です。

まずは、今回の山行ルートを地図でご紹介しますと、標高2360mの

大弛峠までクルマで行き、ここから尾根に取り、目的の金峰山まで向う

約4km弱くらいの行程になります。

前編では、出発地の大弛峠から朝日岳、後編で朝日岳から金峰山

までに分けてをお話ししていきます。

【今回の山行コース図】

shuttlexの備忘録と私的雑感

今回は日本一の標高にある峠、大弛峠までクルマで行けるという

ことで、高低差でいくとこのようにそれほどありません。

下から2599mまで登ることと比較すると明らかに楽な山行ルート

なのです。

金峰山 2599m - 大弛峠 2360m = 239m

【今回の山行コースの高低差と距離】

shuttlexの備忘録と私的雑感

さて、中央道の朝の渋滞で、大弛峠に到着したのは10時30分ごろ

になってしまいました。

天候に恵まれたこともあり、峠の20台くらい入る駐車場はもちろん、

その峠に続く道までずっと駐車するクルマであふれていました。

幸いなことに、登山道付近にオフロードバイク2台が停めてあった

場所にバイクをちょっと横に移ってもらい、クルマを停めることができ

ました。

登山道入口付近で、今回のコースを確認しているメンバーたち】

このあとトイレを済ませた別のメンバーも集合して、登り始めました。

周りにもたくさんの登山グループが同じように登り始めていきます。

かなりのひとが今日はこの尾根に取りついているようです。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【登山口からすぐの登りの状況】

最初に出てきたのがこの登りです。見た感じそうでもないかもしれ

ませんが、これが一気に登っていくのです。

※関東のかたはご承知と思いますが、昨日1時すぎに例の「緊急

地震速報」のブルンブルンが鳴りまして、ようやく寝かけた私を無

慈悲にも起こさせたのです。 

結局、寝付けずそのまま起き続けてしまいました。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【意外に丸太の階段がきつい最初の登りでした】

高低差があまりないことへの油断でしょうか、前日からの睡眠不足

のせいでしょうか、けっこうキツイ階段上の登りを食らった私です。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【アップダウンを繰り返す尾根道ですが、平坦なところではこんな感じの山道です】

shuttlexの備忘録と私的雑感

【朝日峠を過ぎてからの登りを越えると木立の切れ間から、遠く富士山が姿を表しました】 

※望遠ズームでとりましたので実際は雲の彼方にもっと小さく見えます。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【さらに大きな岩のガレ場の登りを登っていきます】

足を掛けるリーチが大きかったので、メンバーみんな足場を確かめながらの登っていきます。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【すると、後方視界に大弛峠に続く山道が見えてきました】

もう、だいぶ峠からアップダウンを繰り返しながら進んできていることがわかります。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【遠くに南アルプスの峰々が見えました】

出発前はすこし霞の掛かったような天候でしたが、だんだんと霞もとれて視界が広がって

きています。お空には飛行機雲が見えました。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【望遠ズームでアップした南アルプスのお姿です】

shuttlexの備忘録と私的雑感

朝日岳手前の登山道の様子です。この辺りはとくに風が強いのでしょうか枯れた木立の

下に若い杉が育ち始めていました】

shuttlexの備忘録と私的雑感

【そして登山道に沿って着いたのが朝日岳です。山頂での展望はそれほどよくなく、どうも

通過地点といった趣です】 

※標識の痛み具合にこの辺りの天候の厳しさを感じてしまいました。

なんせ、この地点で2579mもあります。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【このまま稼いだ高度でそのまま行ってくれればいいのに、ここから金峰山への道は

下って登ることになります】

朝日岳からだとわずか20mの高度で金峰山なのですが、ここから高度にして、約100m

降りて、また尾根の登りに取りつき、鉄山を迂回して今回の目的地、金峰山に向かいます。

降りないと金峰山には行けないし、これの急坂を下るということは、帰路では急坂を登ること

になるわけで、メンバーの女子は、「ああ、帰りを思うと鬱になるね」とぎゃあぎゃあ言ってま

した。(笑)

shuttlexの備忘録と私的雑感

後編はここから金峰山までの行程をお話しいたします。

いやー、景観に満足するも、標高差ないからとナメてかかってはいけないことがよーく

わかりました。