大震災で芽生えた「思いやり」「優しさ」を忘れないでいなきゃ

日曜日のお昼をいかがお過ごしでしょうか。

もっとゆったりとしたブログでも書こうかと思っていたのですが、ちょっ

と固めのブログになってしまうことをお許しくださいね。

ニュース報道で、復旧に向けた活動が続いており、仮設住宅の建設

も急ピッチで進んでおり、被災地の生活もわずかながらも、もとの日

常に向けて、進んでいるように感じています。

今回の大震災では、どこか他国の出来事ではないかと目を疑いまし

たが、それがまさにこの日本だと知ったとき、自分たちも同じ船(日本

丸)に乗っているという運命共同体的な意識が強くなりました。

このことが、全国的な「自粛ムード」にもつながったのでしょう。

苦しい場面を前に、「やさしさ」とか「感謝」を感じる感受性が、その差

こそあれ、全国的に高まり、広まったと思います。

私も、これだけ多くの犠牲者がでた大震災後は、人の価値観や行動

が変わるのではないかと思っていましたが、やはり、時間の経過ととも

に忘れようとする気持ちに変わってきているような気もしています。

現在、関東地域ではモノの供給が安定してきており、被災地より先に

「日常」を取り戻しつつあります。

そして、いまの関心は、「今夏の節電対策」になっている気もします。

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しかし、3.11で芽生えた「思いやり」であり「優しさ」を、一時的

ものに終わらせない。

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被災地以外の人たちが、被災している人たちのことを思う気持ちこそが、

これから被災した人たちが、新たな生活を始めるサポートの原動力に

なります。

支援というのは、一時的な感情に頼るのではなくて、たとえばボランティア

などがシステマチックに続けられる仕組みとして作っていかなきゃ、いけ

ないと思います。

そして、なにより大切なことは、あの大震災を忘れずにいること!

私はその日がいつなのかはわかりませんが、いずれ私のところにも、

降りかかってくるであろうと思っています。

そのとき、大震災の教訓がきっと、災害への備えにも繋がるはずです

から。