ディフェンダーのステアリング交換についてお話ししたいと思います。
ディフェンダーのステアリングはトラック並みのかなりでかいものが
標準で装着されています。
ステアリング径で３８０ｍｍ、にぎりもかなり太めです。
しかし、しっかりしたホールド感があり、前方の見切りは非常に良好
でいいのですが、でかいステアリングが運転席ドア方面にオフセット
されているため、ハンドル操作していると肘がかなりの確率でドアに
当たってしまいます。
そこで、ステアリング交換を検討したのです。
最近のクルマでは、装着されているエアバッグはこのクルマには
ありません、そしてホーンボタンもありませんのでＤＩＹでの取り替
えが比較的かんたんです。
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クラスのステアリングへの交換を検討することにしました。
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さて、ステアリング交換に必要なものは、ステアリングとステアリング
ボスになります。
まずはステアリングをどれにしようかとフツーは検討するわけです
が、、このディフェンダーは英国車、しかも希少車なので、そうも
いきません。
それは、適合するステアリングボスの問題なのです。
ディフェンダーのステアリングボスはランドローバー専門店や四駆
のショップなどでいくつか出ています。
たとえば、トレード・デザインストア とか BRITISH LABEL
かつては一族だったローバーミニのパーツが流用できるとの情報
もあります。 こちらのブログ など
また、国産のスバルアルシオーネ用のステアリングボスが流用で
きたとの情報もあります。 情報元はWorksＲｅｅ
しかし、さすが英国車だけあって、シャフトの径とスプラインの山
などがいくつかあり、さらにステアリングの前後の位置などなど、
ディフェンダー用と謳ってあってもうまく適合しないケースがある
のです。ですから、現車合わせが必須となるわけです。
さて、英国車のステアリングというと「Ｍｏｔｏ‐Ｌｉｔａ」が有名です。
かつてはミニのステアリング改造の定番パーツでした。
専門店でＭｏｔｏ‐Ｌｉｔａを購入すると高いので、オークションでディ
フェンダー１１０ＴＤ５用に取りつけておられたオーナーさんから
Ｍｏｔｏ‐Ｌｉｔａ３２０ｍｍとステアリングボスをセットで落札しました。
こちらが落札したステアリングとボスのセットです。
左がステアリング、左下がステアリングボス、その上がボスと
ステアリングを止めるリングとボルト、そしてセンターキャップ。
中央のホーンボタンに当たるところに「LANDROVER」のマーク付き
です。
使ってみた使用感でいうと、３２０ｍｍはディフェンダーの
車格としては、径として小さすぎること、握り径が細く扱い
ずらいという印象です。
とくに私のクルマのように、大口径のタイヤを装着していると、ステ
アリング操作が重く、フィーリングがよくないことがわかりました。
そこで、 取り付け済みのＭｏｔｏ‐Ｒｉｔａボスにあう候補がないかと
ネットで情報を集めていたところ・・・・、ありました！！
それは「ＬＥＣＡＲＲＡ」です。（じつはMoto-Litaが制作）
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このブランドはひと昔のアメ車のミニバンとかには定番ですが、
ステアリングボスが９穴なのでまったく同じ仕様になります。
こんな感じ（９穴なのでばっちり適合します）
単なるボルト止めなのでボスを取り外すことなく、あれこれ取り
替えてフィーリングを楽しむこともできます。
注釈：この写真は中古店で販売していた当時の画像です。
仮取り付けとはいえＮＧですよね？どこがなぜだかわかりますか？
アメ車に多く取り付けられていた関係で、中古のカー用品
専門店などに、ぽつぽつと出回っています。
中古ですから、程度で値段も変わってきますが、テカリとかキズ
ありだと２～３千円という安さで販売されています。
英国と米国は親戚だから、この際いいじゃないですか。（笑）
「ＬＥＣＡＲＲＡ」の３６０ｍｍが標準のステアリングと比べても、
ちょうどいいフィーリングです。
同じ径で握りの太いモデルも別の店舗にあったので、２千円で
捕獲しました。このタイプは標準のステアリングと同じ太い握り径
です。
さて、これは本家Ｍｏｔｏ‐Ｌｉｔａを装着した他車の事例です。
以前付けていた私のクルマのＭｏｔｏ‐Ｌｉｔａ画像がないので代用
させていただきました。
でもって、現在、取り付けているのはＬＥＣＡＲＲＡの３６０ｍｍです。
本家Ｍｏｔｏ‐Ｌｉｔａと比べても、それほど違和感がないと私は思って
いるんですが・・・・。
国産車用ボスが流用できれば、ナルディやＭＯＭＯとかたく
さん選択肢が出てきますが、ボスの関係でなかなか難しい
ようです。
もっとも、ディフェンダーには、なによりこのステアリングがいいなあ
と自負する私です。
ちなみに、ステアリングの交換はまずもって、標準のステア
リングの締め付けがきつくて、専用工具（プーラー等）がない
となかなか外せません。
ステアリングは重要な装置ですから、ディーラー、もしくは
整備工場にお願いするのが懸命かもしれません。
