高速無料化のことも夢のまた夢・・

みなさま、GW後半をどうお過ごしでしょうか?

せっかくだからとどこかにドライブとかのご予定があったり、

これからお出掛けのかたもいらっしゃるのでしょうか。

さて、高速道路の「休日1000円」の料金割引が6月にも廃止

されると発表になりましたね。

今やまぼろしの「平日上限2千円」の見送り分とあわせた計約

2500億円を、 復興財源として補正予算に盛り込むんだそうで。

あの民主党さんの目玉政策だった、高速無料化は体よく消えて

しまうようです。

秀吉の辞世の句でいうと、

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露とおち 露と消えにし 政策かな 公約の事も夢のまた夢

このGWでの利用が一般的庶民には最後の利用になるのでしょうか。

やはりどこかに出かけなきゃ、損だわね。

選挙用の人気取りのばらまき政策、どうせできないって最初から

わかっていたこととはいえ、 いかにもお粗末ですよね。

文句はいっぱいあるんですが、そもそも、この「休日1000円」の

割引制度って、なんで始まったのか思い出せなくなったので、

報道記事やネットで調べてみました。(誤りがあったらすいません)

高速道路の「休日1000円」の料金割引制度というのは、

1.その始まりは、

自民党麻生政権時代の2009年3月、リーマンショック後の景気

対策の一環として実施されました。

2.内容は、

ETC利用を前提に、土日休日上限1000円で、税金3兆円を投入

しました。

3.期間は、

税金を投入した「景気対策」でしたので、民営化割引とは違って

2年間の期間限定でした。

4.その後の経緯は、

そこに、民主党が短期間の政策ではない「高速道路無料化」という

マニフェストを掲げて政権交代を果たしたのです。

ところが、 民主党政権が誕生してまもなく、財源が捻出できない
ことに気づきました。

それからの民主党の政策は二転三転し、今年3月に期限が切れる
間際になって、場当たり的に上限1000円の延長を決めました。

さらには「高速平日2000円」という新割引プランを発表しました。

5.その財源、秘策は、

この財源として目を付けたのが、 麻生政権のときにねん出した割引
財源の使い残り2兆円でした。
これを、前倒しして3年間という短期間で使い切ってしまうというもの
でした。

6.恒久財源もなしになぜ?
まあ、選挙を乗り切って、のちに値上げせざるを得ないという事態は
先延ばしして、つぎの政権にお任せといういい加減な政策だったよう
にしか私には見えません。

7.そこに東日本大震災が発生

3年後、財源がなくなったら、はい終わりって政策を厳しく追及されて
いたところに、今回の東日本大震災が発生しました。

この復興対策にお金が必要だという国民に納得してもらえるよい
理由ができたので、これ幸い、体よく、公約を反故にしたわけです。

ごらぁ、便乗値上の典型じゃないか!むかっむかっ
なんでも復興を理由にするな!パンチ!パンチ!

調べてくればくるほど頭にくるお話しでしたとさ。