年末に帰省しましたので、その際、JR広島駅を出てすぐにある
お好み焼き村で、広島風お好み焼きを食べてまいりました。
広島にお好み焼きは数あれど、アレンジ派では定評のある『電光
石火』さんです。
広島駅を出て右手に広島東郵便局がありますが、その先の通り
を渡ったすぐにあるビルのなかにお好み焼き村があります。
広島をご存じのかたは、旧ダイエー広島駅前店といったほうが
わかりやすいですかね。
駅前ひろばの6階にある、ひろしまお好み物語というお好み焼き屋
が集結したフロアです。
6階のエレベーターを出ると暗く落とされた照明の先にずらりと店舗
が並びます。
右手の奥にあるのが『電光石火』ですが、まわりに比べてもかなり
ひとが多く活気あるお店です。
白地に書かれた電光石火と書かれたのれんが特徴的です。
右側の奥からの店内の様子です。
ここのお好み焼きのおいしさの秘訣は、押さえずに空気を入れて
焼くことみたいです。
従来のお好み焼きでは、円形のおもりのような厚みのある鉄板で
押さえつけたりしますが、ここはそのような工程はないようです。
お好み焼きの生地にしては、少しねっとり感のある生地をクレープ
のように焼きます。
そこにきゃべつともやし、天かす、イカ天、豚肉を載せていきます。
ここのお好み焼きで特筆する工程なんですが、生地をひっくり返し
た野菜をよく混ぜているのです。
他のお好み焼きにはこのような工程はたぶんないと思います。
たぶんてんこ盛りなお好み焼きなので、なかの野菜にまんべんなく
火がよく通すためなのでしょう。
そして、広島風の証しでもある麺載せですが、麺はすこし柔らかめ
にゆがいているように思います。
そして、できあがったお好み焼きがこれ。
おすすめの「電光石火」1000円也。ちょっと高めの価格設定です。
まんまる、てんこ盛りのお好み焼きは、広島でもあまりみかけない
キレイなカタチです。見た目もインパクトがあります。
さらに、てんこ盛りのお好み焼きのうえに、これでもかというくらい
ねぎ載せをしてくれます。
ふんわり、ボリュームがあって、大葉のアクセントがきいた美味しい
お好み焼きでした。
私としては従来のお好み焼きとは異なりますが、これはこれでいい
なあと思った次第です。
さて、従来(正統)派と、革新派(アレンジ系)の違いを見るために、
従来のお好み焼きのことも、少しお話ししておきましょう。
以前撮影した画像を探したが出てこなかったので、食べログのサイ
トから画像をお借りしました。
こちらは、広島風お好み焼きの正統派『みっちゃん総本店』の肉・
たま・そばです。
こちらは、『八昌(はっしょう)』の肉・たま・そばです。
こちらは、『八紘 (はっこう)』の肉・たま・そばです。
正統派のお好み焼きというと、こんもりとした姿ではなく、麺はコシ
があるくらいにゆがいたものを、天板の強い火力でかりっと仕上げ
ます。
ここにお好みソースをかけるのですが、このソースが鉄板に流れて
ちょっとこげついたところが格別おいしいものです。
お好み焼きに欠かせないのが、「おたふくお好みソース」です。
わが家では、目玉焼きを始め、なにからなにまで、このソースを
使っております。
そうだ、私は鉄板で食べる派なので、基本お皿に盛って食べません。
出されたヘラ1本で、切り崩していって食べます。
ふーふー言いながら、熱いお好み焼きを最後まで食べるのが通な
食べ方と自負しております。はい。